消える世界からの観察記録

盤面の端がない——プレイヤーが大陸を生むマインスイーパー

これまで遊んだマインスイーパーの盤面には、どれも端がありました。この世界は何もない海に浮かぶ 1 つの島から始まり、大陸はプレイヤー自身が出現させ、名前を付けます。

· nineclove(Minesweeper Worlds Online の開発元)

シーズン 6 の地図:開拓されたすべてのエリアを日付ごとに色分けし、7 つの大陸の位置を示したもの
シーズン 6 で開拓された 20,825 エリアを、開拓した日で色分けしたもの(青緑が 0 日目、橙が 14 日目)。丸印が 7 つの大陸と、それぞれが生まれた日です。

ふつうのマインスイーパーは長方形です。初級は 9×9、上級は 30×16 で、端まで行けば終わりです。Minesweeper Worlds Online の共有ワールドには長方形がありません。シーズンごとに、何もない海の真ん中に浮かぶ 1 つの陸地「始まりの大陸」から始まり、全員が同時に、そこから外へ向かって掘り進めます。

これを「巨大な盤面」ではなく「世界」にしているのは、その先で起きることです。地図は掘るたびに見えてくるだけではなく、育ちます。プレイヤーがクリアしたエリアは海を陸に変え、世界が十分に開拓されると、どこか遠くに新しい大陸がまるごと現れます。最初にたどり着いた人がその大陸に名前を付け、その名前がシーズンの終わりまで、全員の地図に表示されます。

大陸が生まれるとき

規則は単純で、全員に共通です。全プレイヤーがクリアしたエリアの合計が次の節目に届くと、新しい大陸が現れます。節目は前回の 2 倍ずつ。500、1,000、2,000、4,000、8,000、16,000 です。画面には「次の大陸まで 14,449 / 16,000」のように残りが表示され、その瞬間が来ると全員に同じ知らせが届きます。「新しい大陸が現れました!」。

シーズン 6 は 2026 年 9 月 28 日から 10 月 12 日まででした。大陸が現れた時刻を、シーズン開始から数えるとこうです。

  • Gremlet:500 エリアで、開始 13 時間後。
  • Asafa Powell:1,000 エリアで、18 時間後。
  • bumblebee:2,000 エリアで、24 時間後。
  • Tyson Gay:4,000 エリアで、2.8 日目。
  • Wonda:8,000 エリアで、5.0 日目。
  • りんこのしっぽ:16,000 エリアで、10.6 日目。

倍々にしているのは意図的です。最初の 3 つは、世界がまだ小さく、全員が原点の近くにいる最初の 1 日のうちに現れます。その後は、1 つ前の 2 倍の労働を積み上げないと次の大陸は生まれません。7 つ目には 32,000 エリアが必要でした。シーズン 6 は 20,825 で終わったので、7 つ目は来ませんでした。

3 日目のシーズン 6 の地図:中央の島、北西へ長く掘られた道、新しい大陸のまわりの小さな開拓地
同じ世界の 3 日目。北西へ長い道が掘られ、Gremlet・Asafa Powell・bumblebee のまわりに小さな開拓地ができています。上端の Tyson Gay は現れたばかりで、まだ誰もたどり着いていません。

どこに現れるか

新しい大陸は、人が掘っている場所の隣には現れません。開けた海の向こうに現れ、しかも 1 つごとに始まりの大陸から遠ざかります。シーズン 6 では、1 つ目が約 99 エリア(約 800 マス)先、6 つ目は 168 エリア(1,300 マス以上)先でした。新しい大陸は、それまでのどの大陸とも離して置かれます。だから世界は一か所に固まらず、あらゆる方向へ広がっていきます。

もう 1 つ規則があります。これは痛い目を見て覚えたものです。初期のシーズンで、ある大陸が古い大陸のすぐ近くに置かれ、生まれた時点で、その場所はもうプレイヤーに掘られていました。誰も「発見」できなかったので、誰も名前を付けませんでした。いまは、大陸が現れようとしている場所がすでに開拓済みなら、その大陸は飛ばして次へ進みます。新大陸は、いつも本当に新しい土地です。

大陸にはそれぞれ性格もあります。始まりの大陸を除き、大陸ごとに地形の組み合わせが変わります。砂漠が多い大陸、森が深い大陸、山脈が連なる大陸。ルールも数字の意味も同じですが、たどり着くと景色が違います。それが行く理由になります。地形の種類はワールドのページにまとめています。

たどり着く競争

大陸が生まれたら、誰かがそこまで行かなければなりません。マインスイーパーで移動するとは、あいだのエリアをすべてクリアすることです。プレイヤーはほとんど即座に競争を始めます。シーズン 6 では、bumblebee の近くのエリアが誕生から 6 分後に、Tyson Gay の近くが 45 分以内にクリアされました。Gremlet は 3 時間。5 日目に遠い西に生まれた Wonda は、11 時間半のあいだ誰にも触れられないままでした。

たどり着かれた大陸は、第 2 の拠点になります。シーズンの終わりまでに、Gremlet から 25 エリア以内では 15 人がエリアをクリアし、合わせて 1,128 エリアが開拓されました。後から生まれた大陸ほど人は少なく、これも倍々の狙いどおりです。Wonda のまわりは 11 人・239 エリア、10 日目に生まれたりんこのしっぽのまわりは 5 人でした。

この競争は、先頭の地図で見られます。各大陸のまわりの青緑のかたまりが最初の入植者で、そこへ向かって伸びる橙の筋は、あとから全体とつなぐために掘られた道です。

誰が大陸に名前を付けるか

名前は、最初に見つけた人のものです。生まれたばかりの大陸に誰よりも先にたどり着くと、ゲームが名前を付けるよう求めます。何を入力してもよく、そのままの名前にしてもかまいません。その名前は、世界が終わるまで全員の地図に表示されます。

名前は、ゲームの中の何よりもプレイヤーのことを語ります。シーズン 4 では、Player_o1VOB2 というプレイヤーが新しい大陸すべてに一番乗りし、6 つすべてに『源氏物語』の巻名を付けました。浮舟、桐壺、柏木、夕顔、明石、空蝉。シーズン 5 では、同じプレイヤーがまた全部を見つけ、今度はそのままの名前を選びました。

シーズン 6 はもっとにぎやかでした。Gremby が Gremlet と名付けました。だいすーしーは 2 つの大陸を見つけ、どちらにも陸上の短距離走者の名前を付けました。Asafa Powell と Tyson Gay です。ykk は bumblebee、KJ は Wonda。最後のりんこのしっぽは rain が名付け、シーズン 7 では rain がまた 1 つ見つけて「りんこのほっぺ」と名付けました。りんこが誰なのか、私たちは知りません。たぶんペットだと思います。

シーズン 7 のここまでの大陸は、ガラパゴス諸島(Player_SASUKE)、りんこのほっぺ(rain)、犬小屋(椿)、isopod(meggu)、たけのこの里(Player_o1VOB2。いまも大陸を見つけ続けています)です。

その瞬間を見に行く

シーズン 7 は 10 月 26 日に終わります。10 月 20 日の時点でクリア済みは 14,449 エリアで、6 つ目の大陸は 16,000 で生まれます。このペースが続けば、シーズンが終わる前に生まれ、誰かが名前を付けることになります。

シーズン 6 の最初のエリアから最後のエリアまでは、シーズンのタイムラプス https://minesweeperworlds.com/ja/seasons/s6/ で再生できます。大陸は生まれた瞬間に地図に現れます。あるいは、いまの世界をブラウザかiPhone と Android のアプリで掘りに行ってください。残りのことは共有ワールドの案内に、途中で倒れたときのことはこちらの観察記録に書いています。

消える世界からの観察記録

見知らぬ人どうしが 14 日間いっしょに掘り、そして失う世界で、実際に何が起きているか。作った本人が、本物の名前・座標・数字で書きます。

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